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東海体育学会第54回大会を迎えるにあたって
実行委員長 三井淳藏(岐阜聖徳学園大学)
この度、岐阜におきまして東海体育学会第54回大会をお引き受けすることになりました。私は、昭和41年体育学会会員として初めて大会に参加した頃を思い浮かべ、体育・スポーツ科学に関する研究領域、研究内容やそのレベルの高さ、深さに隔世の感を禁じ得ません。
今日のスポーツ界においては、競技技術の進歩および筋力トレーニングやplyometrics drillなどによる競技スピードの向上により著しく記録が更新されています。
平成24年には岐阜国体開催が予定され、各競技団体は競技力向上に向けた努力をスタートし始めています。そこで、今回の大会におきまして、『“競技力革命”−さらなる向上に向けたケアと戦略−』と題しまして一層の競技力の向上に役立てたいと考えております。
しかし、その反面、最近では子どもの体力低下が云々されています。私どもの調査ではスポーツなどをして遊ぶ子どもは、小学生27.0%、中学生 12.0%と少なく、学校体育を含めて運動嫌いの小学生は17.3%、中学生21.9%となりました。しかも朝日新聞(2006.5.4)には、「子よ外で遊べ」を見出しに“9歳男児体力、20年前の女子並み”と大きく謳っています。子ども時代に運動することによって、体力的には筋力がよく発達し、感覚機能、反射運動機能も十分に発達し、さらに協応動作など複雑な運動能力を身に付け、身体的努力の過程においても理性も磨かれていくのではないでしょうか。
本大会の一般研究発表、特別講演およびシンポジウムを通して、子どもからスポーツ選手、さらに高齢者に到るまでの体育・スポーツ科学の一層の発展を期し、多数の先生方のご参加をお待ちしております。
2006年11月26日(日) 9:00受付開始
岐阜聖徳学園大学 岐阜キャンパス
研究発表、理事会、総会、特別講演、シンポジウム(一般公開、参加無料) (pdf)
参加者は、東海体育学会会員および正会員以外の当日会員です。
平成18年度会費を納入した東海体育学会会員は無料、特別共同研究者と当日会員は1,000円です。
1)発表申込み
研究発表の希望者は、「研究発表申込書(WORD版・PDF版)」(ダウンロードできない場合は、事務局へご連絡下さい)に必要事項を記入し、郵送、ファクスあるいは電子メールにてお申し込み下さい。発表者には抄録を必ず提出していただきます。
2)発表資格
演者・共同研究者は、東海体育学会会員で平成18年度会費を納入した会員です。ただし、本学会員以外の方を特別共同研究者として発表に加える必要のある時は「特別共同研究者の登録」(日本体育学会規定に準ずる)が必要となりますので、東海体育学会事務局(tape-@htc.nagoya-u.ac.jp)へ連絡のうえ必要な手続きをして下さい。
3)抄録原稿
抄録はワープロを用いてA4版縦置き横1段組、1000文字程度で作成して下さい。なお、図表の挿入は不可とします。抄録の内容は、演題・発表者氏名・キーワードおよび研究抄録を含むこととし、下記の宛先へ郵送または電子メールの添付ファイル(PDF、MS-Wordおよび一太郎ファイルのみ可)にて提出して下さい。
4)抄録受付〆切
8月31日(木)まで
5)発表方法
口頭発表
7)発表形式
口頭発表はOHP・VTR・パソコンもしくは資料によって行うものとします。資料を用いる場合は、最低100部を準備して下さい。また、パソコンを用いる場合の映像入力端子は通常の「miniDsub-15pin」を用意しています。念のためパソコンをご持参して下さい。
東海体育学会学術奨励賞は、本大会において発表された研究の中から選考します。